カテゴリ:万年筆の話( 7 )

インクの熟成の話

   夏目漱石がオノトの万年筆を愛用したという話は巷間知れ渡っていますが、

 漱石が ブラックやブルーブラックのインクが好きではなく、 その一門の弟子もそれを

 見習ったという話はあまり知られていないのではないでしょうか?。

 anagoは漱石の愛読者ではありませんが、やはり ブラックやブルーブラックのインク

 は好きではありません。理由は 楽しくないから。

 
c0046131_20231789.jpg


 日常 こんな 色のインクを愛用しております。

 ただし 上は購入してそのままの色、下は1ヶ月熟成した色です。

 どのようにして 熟成させるかというと・・・・・

  
c0046131_20264532.jpg


 因みに このインクは アブラクサスのファイネストインク 【コニャック】。

 説明が大変むずかしいのですが、「自然素材の成分を化学的に合成したインク」

 だ そうです。 よくわかりませんね。

    スイス製で 銀座 伊東屋で売っております。
[PR]
by anago.chiba | 2007-05-31 20:33 | 万年筆の話 | Trackback | Comments(0)

歴史に名を残す

  
   
c0046131_18532241.jpg


  写真は 先日 オークションで求めた ラミーペルソナ。

 ペン先はけっして柔らかくはないのだが、あら不思議、ペーパーの上を

 すべるような書き味です。 ドイツの技術の粋を感得できる、歴史に残る

  名品には 違いありません。

 文中の 「・・・・・痛さ」とは 野球のワンバウンドの速球を股間でキャッチしてしまった

 捕手の痛さのこと、 野球解説の小西得朗さんをご存知の方はきっとご年輩でしょう。

 ところで 女性のキャッチャーは本当に 痛くないんでしょうか?・・・

 
[PR]
by anago.chiba | 2007-03-31 19:09 | 万年筆の話 | Trackback | Comments(0)

英国の誇り または 哺乳類のペン

 
c0046131_9253256.jpg


 コンウェイ・ステュワートのDuro Levenger Edition のカゼイン。350本限定生産された

 モデル。この色合いがどうしても欲しくて 少し(かなり?)無理して入手した。

 英国国旗ユニオンジャックの   の3色が使われている。

 カゼインは 原料がミルクで この軸は約2年の歳月をかけてつくられている。

 ホットミルク が冷めたときに 表面にできる 薄皮、あれが たぶん カゼインですね。

 セルロイドは 植物性の自然素材で 石油製品にはない肌触りがあるのだが、
 
 カゼインの方は 純動物性の素材だけに 独特の触感と暖かみがある。

 書き味は やわらかくなめらかで筆圧が要らない、 例えるなら【深窓の令嬢】。
[PR]
by anago.chiba | 2007-02-11 09:52 | 万年筆の話 | Trackback | Comments(2)

スターリングシルバー


 
c0046131_22393078.jpg


 同級生です。 パーカー75 スターリングシルバーと三省堂の明解漢和辞典新版 長澤
規矩也編。 パーカーの方は初期型で 1964~69年製造、 漢和辞典の方は1968年発行
ですから、 同級生ということになる。 辞書の方は ボクが高校生の時に親に買ってもらった
もの。 ページが黄色くなり 表紙の文字も消えかけて 相当お世話になった形跡がある。

 長澤編の漢和辞典は 今でも 発行されていますから、息の長いロングセラー。
 
 パーカー75の方は今年入手した一本。 スターリングシルバーはシルバー925とも言って
銀92.5% ニッケル7.5%の合金なんだそうです。 銀の柔らかい光沢に味があり、
使っているうちに 黒ずんでくるのも なかなかよい。(そうそう 燻し銀などともいいますね)

 最近の万年筆は シルバー925に金メッキ、プラチナメッキ、チタンメッキなどをしたり
したものが多いのですが、 なぜ 銀のままで彫金したものを出さないんでしょうか?


                                Makro planar60 F2.8C
[PR]
by anago.chiba | 2006-11-13 23:03 | 万年筆の話 | Trackback | Comments(2)

ペリカン

 
c0046131_19562884.jpg


 右は ペン軸のブルーの色が気に入って入手した ペリカンのM800 ニブB。

 ペン先に適度な弾力があり、気持ちのよい書き味。

 握ったバランスもよく、ペン尻にキャップをキャップをつけても書きやすい。

 古典的なインク吸入式を採用しており(他メーカーは限定品を除きカートリッジ、コンバーター

 式が大勢をしめている)、 吸入の作動の精度もなかなかよい。

 ニブ(ペン先)が ネジを緩めれば 簡単に交換できる、というのも よくできている。

 大変にすぐれた設計だと思う。

 昔から、「万年筆は 書き手に馴染むまで時間がかかる。」というが、

 この書き味は、最初から 気に入ってしまった。

 ただし、ペン先のスイートスポットは小さい。


                                RX with Makro Planar 60 F2.8  

 、
[PR]
by anago.chiba | 2006-11-05 20:25 | 万年筆の話 | Trackback | Comments(0)

中古万年筆ウィルス パーカー75の巻

 中古カメラウィルスというのはよく知られており、【ライカウィルス】などというのは
 特に有名で ひとたび感染すると、財布のお札に羽根が生えて飛んでいくそうです。

 【中古万年筆ウィルス】というのは、もっとマイナーなウィルスですが、
 かなり 強力なやつです。

 
c0046131_18144250.jpg


 昨日、映画を観に行った 帰りに 千葉市富士見の 質流れ品の店でショウウィンドウに
 あった パーカー75 スターリングシルバー。
 持っていた ボトルインクにつけて 試し書きをしてみると なかなか これがいい。
 とうとう 連れて帰ることになってしまった。

 ペン軸はぬるま湯につけておいて よごれを落とし、かなり黒ずんでいたキャップと
 胴軸はホワイトガソリンをしみこませた綿布で磨いた。
 
 新品のコンバーターをつけて ペリカン社のロイヤルブルーのインクを詰める。

 インクフローは問題がなく 書け味はなかなかだ。

 右側は、セルロイドの神様といわれる カトウセイサクショの加藤氏の手作りの
 吸入式の万年筆。 美しい万年筆で インクフローもよく 愛用している一品。

 ただし 書け味は パーカー75の方が上のような気がする。(感覚の問題なのだが・・)

 ペン先の裏の 刻印は 63となっている。キャップのトップがフラットなので最初期のもの。

 40年以上も経って この書け味というのは 余程のものだ。

 クラフトマンシップが息づく 究極の一品のひとつ、 と言うしかあるまい。

(以下追加) インクフローははるかに 加藤さんの方がよく、いわゆる ぬらぬらとインク

      が出てくる感触が味わえる、 名品です。

      パーカー75の方は ペン先の弾力が書き手の指先の力を受け止めてくれ、
    
      コシコシ書いているという昔の万年筆の味がある名品。

     加藤さんの方は 腕で 書く万年筆。

     パーカーは 指先で書く万年筆、とも言えるだろう。 

    

      

      
 

 
[PR]
by anago.chiba | 2006-10-01 18:45 | 万年筆の話 | Trackback | Comments(2)

つぃにきた セルロイド

 ぜひ 1本は 欲しかった 手造り 加藤さんの万年筆
なつかしい セルロイド製。 写真でみるより 手にとってみる実物は素敵です。
今晩は眠れないかも。。。

 
c0046131_23101316.jpg


       加藤製作所
[PR]
by anago.chiba | 2006-06-08 23:11 | 万年筆の話 | Trackback(1) | Comments(2)