何日か前、台風が通過していって、東京湾上空の 空気が澄み亘った夕刻。
「フジヤマのとびうお」古橋広之進が 米国西海岸で 世界新記録を出したときは
熱狂した米国民が広橋のポケットに 入れてくれたパーカーの万年筆が何と千本だった
という本人の談話が残っている。一方では人種差別もするが、世界トップの選手には
人種を問わず、これを熱狂的に賞賛する、という国民性なんですね。
筆者が少年のころは、たしか メルボルンオリンピックで 山中毅や田中聡子が
活躍したころで、日本選手の活躍のニュースも 朝日の昇るような爽やかさが
あったものだ。
東京五輪が決まった。 私個人は 人や車の蝟集している東京よりも
九州などの都市に誘致した方がよかったと思いますが、56年ぶり
というのですから、喜ばしいことです。 株式市場では100円以下だった
建設株が 跳ね上がったりしているが、そんなのは つまらないことで、
そんなことよりも、今の 子供たちのひとりひとりの胸に
「自分も将来は世界のアスリートに」
という 希望の聖火が灯るかもしれない という期待の方が大きい。