鳩山前首相が役人を集めた 席上で
「歴史上、首相がバカだった国はかならず滅びている」と挨拶し、聴衆は思わず息を顰めたそうだ。
国内のマスコミは報道を自粛したが、外国のマスコミは「loopy(馬鹿げている)」と一蹴した。
「野次の女王」と称される自民党の丸川珠代議員が、委員会で鳩山首相に「loopy!!」と野次を
飛ばしたのは おそらくこの件を受けたものだと思われる。
国民にとっては、とんだブラックジョークだが、 いずれにしてもこの国の現状をあらわす
逸話だと思う。
同盟国のお国では、ウォーターゲート事件がニクソン大統領を辞任にまで追い詰めた。
国政を預かる人間には一般人よりもさらに高度なモラルが必要だということだ。
「恥を知る」ということのない政治家が厚顔で国政を論じているようなこの国では、
首相や閣僚、政権党の幹事長など 責任ある国会議員には、一定の厳しい条件の
下でもよいので 国民による 「リコール制度」をもうけたらどうだろうか。
そうすれば、「やめるのやめた」や「一兵卒報道」など、国民にとって
不愉快な 昨今のニュースに私たちが接することもなくなると思う。
公的な債務が1000兆円を超えようとしているこの国では、国民は我が身を自分で
守って生き抜いていくしかない。
2010年も暮れようとしている。来るべき新年は、厳しい環境下でも美しい花を
咲かせたいものだ。
梅の花言葉は「高潔な美しさ」または「女性のけなげな忍耐」。 前首相に捧げたい。